「Webライター検定ってどんな試験なの?」
「検定を取得するメリットとデメリットが知りたい」
「Webライター検定に合格する方法は?」
このように考えている方の役に立つ記事です。
- Webライター検定とは何か
- Webライター検定を取得するメリット・デメリット
- Webライター検定3級の対策
- おすすめのWebライター通信講座
この記事を読めば、目的を持って検定に合格し、自信をもってWebライターとして活動できるようになりますよ。
実は僕もWebライター検定3級を受けて、落ちた経験があります……。
元々は国語教員ですし、Webライターとして活動もしていたので余裕だろうと思っていました。
でも学校で教える作文とWebメディアのライティングはけっこう別もの。
SEO知識も必要なので、しっかり対策しないと落ちてしまうでしょう。
この記事では、再受験で合格するまでに行なった対策も書きました!
ぜひ最後までご覧くださいね。
前置きを飛ばして「Webライター検定を受けるメリットが知りたい」という方は、以下のボタンをクリック
Webライター検定とは
Webライター検定とは、株式会社クラウドワークスが行っている検定で、日本語の正しい運用能力やWebメディア独特の書き方を理解できていることを証明する資格です。
国家資格ではないものの、合格すればWebライターとしてのスキルを証明できるので、テストライティングの通過率を上げ、単価アップの交渉にも役立つはず。
検定内容は、オンライン文章の専門家によって監修されているので、基本から難しい内容まで幅広く問われます。
ライティングだけでなく、上級になるとマーケティングの知識も出題されるなどかなり本格的です……!
Webライター検定はどのような問題が出題されるか
Webライター検定では、たとえば次のような問題が出題されます。
【問題1】次の文章で正しくないものを選びなさい
- 先生がお話をなされた
- 僕は先生の車にお乗りになった
- 母が召し上がっている料理を写真にとった
- コーチのおっしゃる注意をよく聞いておく
【問題2】見出しを入れる効果について、正しいものを選びなさい
- 文章を順番に読まなくても、リンクが貼ってあれば読みたいところから読める
- 読者が要約する必要がないので、最後まで読んでもらいやすい
- 年齢を問わずわかりやすくなり、記事の滞在時間が短くて済む
- どのような見出しであっても検索順位向上につながる
このように、日本語に関する知識とWebメディア独特の知識が両方問われます。
ちなみに、答えはいずれも1ですね。
Webライター検定1級、2級、3級の難易度
各級の概要と難易度をまとめました。
1級 | 2級 | 3級 | |
---|---|---|---|
難易度と 必要なスキル | 心を動かす文章が書ける 記事執筆すべて | わかりやすい文章が書ける テーマ選定・構成作成・SEO | 正しい文章が書ける 記事執筆・SEO |
方式 | 記述 | マーク・記述 | マーク |
問題数 | 記事作成3,000字2本 | マーク10問記述8問 | マーク50問 |
受験料(税込) | 25,000円 | 10,000円 | 無料 |
試験時間 | 2週間 | 1週間 | 1日(当日中) |
試験場所 | Web上 | Web上 | Web上 |
Webライター検定を受ける3つのデメリット
結論、以下の3点がデメリットです。
- 合格しても営業は必要となる
- Webライターの活動時間が削られる
- 3級以上は費用がかかる
合格しても営業は必要となる
Webライター検定に合格したら、実績にはなりますが、仕事がもらえるわけではありません。
案件を探したり提案文を送って申し込みしたりする手間はかかるので、効率化を目的に受けるのは違うかなと。
Webライターの活動時間が削られる
シンプルに勉強する時間が必要です。
Webライター検定は講義動画を見て、勉強してから受検する流れ。
もちろんいきなり受検も可能。
しかし勉強せず不合格が1番ムダです。ある程度は勉強が必要でしょう。
未経験者が3級合格まで必要な時間は?
Webライター+国語教員としての感覚ですが、
- ・国語が得意→10〜20時間ほど
- ・国語が苦手→20〜30時間ほど
苦手だった人は主語、述語などの文法知識も必要なため、時間がかかりそうです。
得意な人は、Webメディア独特のルールやSEOを覚えれば受かりやすいかと。
Webライター検定の合格までには、上記ほど時間がとられ、記事を書く時間が削られてしまいます。
早くお金を稼ぎたい方にとってはデメリットですね。
3級以上は費用がかかる
上記の表にも掲載しましたが、3級以上は高めの受検料です。3級は無料。
- 1級:25,000円(税込)
- 2級:10,000円(税込)
2級以上は記述式の問題があり、ライターによって添削されるため、費用が高くなっています。
とはいえ、自分の文章を客観的にチェックしてもらえる機会は貴重です。
検定の資格をもらいつつ、あなたの文章を添削してもらえるなら1万円でも高くはないかと。
添削付きのWebライター講座だと、5万円くらいは普通ですからね
Webライター検定を受ける3つのメリット
結論、以下の3点がメリットです。
- Webライターの基礎が身につく
- Webライターの実績として履歴書に書ける
- Webライターとしての自信になる
Webライターの基礎が身につく
Webライター検定3級では、以下のような問題が出題されます。
- 日本語の正しい使い方
- SEOに関する正しい認識
- わかりやすい文章の書き方
これらはいずれもWebライターの基本です。間違った日本語で書かれた文章は信用を失いますし、SEOで上位表示できなければ記事が読まれません。
Webライターの価値は「記事を通して依頼主に利益をもたらすこと」なので、基本が身についていないと、いつまでたっても稼げません。
Webライターの実績として履歴書に書ける
実績やプロフィールに書けるので「Webライターとしてのスキルがある」とわかってもらえます。
民間企業の就職には役立たないかもしれません。
しかし、Webライターを目指すなら、客観的なスキルの証明となるはず。
Webライターとしての自信になる
もっとも大切なのが「自分はWebライターとしてスキルがある」と誇りを持てること。
自信があれば、テストライティングなどにもチャレンジできますよね。
何よりも「行動」が大切なので、行動につながる「自信」をもてるのは大きいです。
自分のレベルで仕事を受けられるのか……?と不安な方ほど、取得する価値があります。
Webライター検定3級に合格するための3つの対策
僕が合格するまで行なった、3つの対策を紹介します。
対策1:無料動画で学習
実は、答えはすべてクラウドワークスの講義動画にて解説されています。
講義動画は、クラウドワークスに登録してログインしたら、以下のボタンから見られます。
講義動画について
- 3分〜20分の動画が約30本
- わかりやすい文章の書き方が、集中的に学べる
- 練習問題があり、アウトプットしながら学べる
僕が1回目で不合格だった理由は、動画を見ないで受験したから。
「動画見るの面倒だし、どうせ受かるだろ」と思っていたのが間違いでした。
ハンパな知識で不合格になるより、ひととおり動画で学び、一発合格のほうが結局近道でしたね。
対策2:Webライター向け、おすすめの本で学習
Webライターに合格なら、次の2冊を読んで基礎知識をインプットしておきたいところ。
想像してみてください。
あなたが100冊の本を読まずに、100冊分の知識が手に入るとしたら……?
しかも、わずか1,650円で……!
絶対に買いませんか?
僕は即ポチりました。
共通して書かれていること=Webライターの必須スキルですから、勉強効率が最強な一冊ですよね。
学んだ内容を、Webライターの仕事で毎日使っています。
この本はザッと一周目を通して、あとは手元において辞書的に使う本です。
Webライターの専門書ではなく、わかりやすい日本語を簡潔に書くスキルが身につきます。
対策3:ブログを開設して執筆練習
講義や本を読んでインプットしたら、ブログでアウトプットしていきます。
どれだけ野球の研究をしても、練習なしでプロ野球選手にはなれません。必ずブログで練習(アウトプット)しましょう。
ブログなら失敗できる
なぜブログがよいかをまとめます。
- 仕事ではないので、ミスがあっても誰にも迷惑をかけない
- 初期費用は約1万〜だからリスクが低い
- 完成度が低くても公開できる
いきなりWebライターの仕事を受注すると、責任もあって怖いですよね。
だからブログからはじめた方が気楽です。
ちなみに僕は2回ブログを放置して失敗してます(笑)
3つ目のブログでようやく本気に。
そして、2021年11月末からWebライターをはじめました!
まだブログをもっていない方は、以下の記事が参考になるはず。
Webライター検定3級に落ちた僕が合格するまでやったこと
不合格になった僕ですが、2回目で合格できました!
その方法をまとめておきます。
0〜4日目:Webライター本で復習
先ほど挙げた2冊+1冊でWebライターの基礎知識を詰め込みました。
全部読むと非効率なので、目次を見てインプットできていないところだけを復習。
読んだのは、次の3冊です。
上記の2冊は、すでに紹介済みですね。あとは、以下の本も読んでおきました。
「沈黙のWebライティング」は他の2冊と違い、Webライターとしての考え方をインストールできます。
最後まで読んでもらえる文章を書く方法がわかってくるはず。
手に取ると分厚さにビビりますが、半分は対話形式のマンガなので、パラパラと読めます!
5〜11日目:講義動画を見つつ、ブログで執筆する練習
3冊を読み終わったら、講義動画で復習しながらブログ記事を書きました。
インプットしたことは、すぐにアウトプットして記憶に残します。
連続して練習すると、「一文一義」や「修飾語は近くに置く」といった基本スキルが身につきますね。
12~14日目:学んだノウハウを復習
再受験の直前なので、もう一度動画を見て復習です。
といっても通勤中に「耳学」だったので、簡単に復習しただけ。
15日目:再受験で合格
2週間インプットとアウトプットを繰り返したので、無事合格できました!
合格率5パーセントの数字は、嘘ではないんだなと実感。
合格しにくいならWebライター通信講座を受けてみる方法も
2回受験しても不合格だった場合、自力での改善は難しいと判断して、Webライター講座を受けるつもりでした。
お金を払うなんてもったいない、と考える人もいるでしょう。
しかし何事も客観的に評価してもらうほうが、正しく改善しやすいもの。
正しいフィードバックと改善をくりかえせば成長も速いはずです。
お金で時間を買えるので、通信講座はアリだと思います。
他にもある?Webライター検定以外におすすめの資格5選
Webライター検定以外にも、以下の資格があると「文章スキルがある人だ」と思われやすいでしょう。
ビジネス事務検定
ビジネス事務検定は、クラウドワークスでの仕事受注を考えている人にはおすすめ。
検定に合格すると、クラウドワークス内において、在宅ワークのスカウトが優先的に届きます。
得られるスキル | ・事務ツール(Excelなど)の操作スキル・ビジネスコミュニケーションの知識 |
---|---|
受検料 | 無料 |
受検方式 | クラウドワークスのWeb上マークシート方式 |
公式ホームページ | https://crowdworks.jp/skill_tests/clerical_work |
Webライティング技能検定
クラウドワークスではなく、ランサーズで活動していきたい方におすすめな資格。
この検定に合格すれば、ランサーズの企業向けメルマガにおいて、オススメの人材として紹介してもらえます。
得られるスキル | ・Webライティングの基礎スキル・ビジネスマナー |
---|---|
受検料 | 6,000円(税込) |
受検方式 | 月1回Web上で実施90分 |
公式ホームページ | https://crowd-kentei.or.jp/about_test/about_Web_writing_proficiency_exam/ |
ビジネス著作権検定
Webライターとして大切な著作権の知識を学びたい方におすすめの資格です。
引用のつもりで文章を掲載したら、実は著作権侵害だった……という事案を防げます。
Webライターはライバルサイトをリサーチして文章をまとめる機会が多くあるので、著作権についてはしっかり理解しておいたほうがよいはず……!
得られる知識 | ・著作物を正しく利用できる知識・デジタルコンテンツの著作権についての知識 |
---|---|
受検料 | 初級:60分30問/5,100円上級:90分40問/8,000円 |
受検方式 | Webテスト |
公式ホームページ | https://www.sikaku.gr.jp/bc/ |
Webリテラシー検定(Webアソシエイト)
Webライターに限らず、Webメディア全般についての理解を深めておきたい方におすすめの資格。
持っていると、Web系への転職時にもアピールできます。
合格率も61.6%と低くはないので、最初の資格として取得してみるのもいいかもしれませんね。
得られるスキル | ・インターネットビジネスの基礎知識・Webサイトの企画スキル・Webマーケティングスキル |
---|---|
受検料 | 10,000円+税 |
受検方式 | Webテスト90分85問 |
公式ホームページ | https://Webken.jp/literacy/ |
ファイナンシャル・プランナー
金融関係の専門ライターとして活躍し、高い単価で仕事をしたい方におすすめの資格。
ちなみに僕は3級だけ取得してます。
YouTube「ほんださん / 東大式FPチャンネル」だけで十分合格できます。0円です。
YMYLとよばれる分野(お金・健康など)は、専門家でないと記事が書けないため、Webライターの報酬が高く設定されています。
「Your Money or Your Life」の略。
具体的にあh、人生において重要度の高い「お金・健康・生活」にかかわる分野をさす。
ファイナンシャル・プランナー(FP)の資格があれば、お金に関する知識があると証明できるので、YMYL分野の仕事も受注が可能です。
資格取得には、学科と実技の合格が必要であり、簡単には合格できません。
誰でも簡単には取得できないので、高単価の案件を獲得しやすいのです。
得られる知識 | ・お金に関する知識→Webライター高単価の案件獲得が可能 |
受検料 | 3級:8,000円2級:11,700円 |
受検方式 | 3級:学科(マークシート方式)120分実技(マークシート方式)60分2級:学科(マークシート方式)120分実技(記述式)90分 5月/9月/1月の年3回 |
公式ホームページ | https://www.jafp.or.jp/exam/ |
Webライター検定は自信がない人には有益な資格です!
Webライター検定に興味があるなら、すぐに受検してみることをおすすめします。
今度やろうと考えているうちに忘れてしまい、成長のチャンスを逃すのは嫌ですよね……?
ぜひ関心をもった今、クラウドワークスに登録して一度受けてみましょう。
無料なので、リスクは0です。
最後にもう一度、合格するための対策をまとめておきます。
- 無料動画で学習する:問題の答えが解説されている。
- Webライターおすすめ本で学習:合格した後も生きるスキルが学べる。
- ブログを開設して執筆練習:まだなら、この記事を読めば25分でブログ開設が可能。
Webライター検定の取得にむけて勉強することが、Webライタースキルを向上させていきます。
「いきなり仕事をもらうのは怖い」という人ほど、Webライター検定に挑戦することで、自信がつくはず。
そして、今日が1番若い日です。ぜひ行動してみましょう。